・「寒さ」は寒さとして、「痛み」は痛みとして感じることが大事。 12月 寒い季節になると、寒さに強くなろうとして「乾布摩擦」や「冷水摩擦」、また、薄着・裸足など、考えられない方法で寒さを感じなくする人がいらっしゃいます。 これは大きな間違いで、靴下を履いて、着るものを着て、ちゃんと寒さを感じる敏感な体にしておく必要があります。 鈍った体だと、肺炎に掛かってしまったり、重篤な病気になったり手遅れにもなりかねません。 「痛み」にも同じことが言えます。ちゃんと痛みを感じる、敏感な体であってほしいわけです。 人間は、あちこちが痛む生き物です。痛いからと言って、病院で神経を取ってしまったり、注射で神経が痛みを感じなくなったら、取り返しがつかない大変なことになります。 なぜなら、痛みという「センサー」がなくなる訳だから、常に最悪の危険と隣り合わせの状態になるわけです。壊れるまで分からないなんて怖いですねー。「痛みは、限界を知らしてくれるセンサー」なんです。 その点、整体は、痛い原因を探し改善して、痛みを寛解させ、次の限界が来るまで良い状態を維持できるようにしてさしあげます。いいもんでしょう! |
・靴下が多くの病気を予防する。 11月 病気をする原因についてひとりごとを言いましたが、その原因に順番をつけるとしたら ①冷え ②食べ過ぎ ③ストレス の順になります。 これからの「冷え」は寒さへの対策が必要で、日本成人病予防協会でも次のように言っています。 「女性は男性に比べ、筋肉量が少なく熱を発生させる力や血液を循環させる力が弱いため、冷えやすく特に、子宮は冷えに対して敏感です。また、冷えは基礎代謝を低下させるのでダイエットには大敵です」 冷え予防の食べ物としては、大豆のイソフラボン・アーモンドなどの種実類やお茶などのビタミンE・タンパク質などを摂ると良いと言われています。 ウチに来られる方々には、もちろん冷えを調整しますが、「靴下を履く」ことをしつこく指導しています。 就寝時には、登山用の厚手の靴下を履いてちょうどいいくらいの人が多いいですね。 ![]() 体を温めるために外から熱を加えることは禁物です。くれぐれもご用心を。 食物を燃やし、体の中から熱を作り出してこそ、免疫力をUPさせ健康になれるわけです。 そして、整体で「自律神経」を調整し、②と③に気を付ければ病気なんて無縁のように思うのですが・・・。 |
・「幸せホルモン」のセロトニンは「腹式呼吸」で。 10月 私は、健康管理士一般指導員(日本成人病協会)の会員でもありますが、協会がセロトニンというホルモンについて特集していましたので、その幸せの脳内ホルモンについてご紹介ましょう。 人間の脳内には、「快」のドーパミンと、「不快」のノルアドレナリンが影響していますが、ドーパミンが過剰に分泌されると買い物や飲酒の欲求が抑えられなくなり、ノルアドレナリンが過剰に分泌されると怒りっぽくなってしまうと言われています。 その両方の暴走を調整しているのが、セロトニンという大切なホルモンなんです。 また、セロトニンは、メラトニンという「睡眠ホルモン」の原料にもなる素晴らしいホルモンと言えます。 セロトニンが順調に分泌されていれば、落ち着きや心地よさ、満足感などを感じることができますが、不足すると精神のバランスが崩れ、イライラしたり落ち込みやすくなったりします。 では、どうすればセロトニンを増やすことができるのか・・・? 通常は、脳幹と小腸で作られると言われていますが、我々の整体では、セロトニン等の脳内ホルモンのほとんどは小腸で作られ、脳に送られ気持ちを安定させると考えます。 また、小腸は、食物の栄養分の殆どを吸収し、脳内ホルモンや免疫力を作り出す大事な器官です。 うちにも、ウツの人やパニック障害の人が来られますが、その方達へは、日常生活で「腹式呼吸」をやって頂き、特に吐く呼吸(副交感神経)の大切さを話しています。 女性は腹式呼吸の出来ない人もいますが、少し練習をすれば出来るようになってきます。 腹式呼吸と言えば、「丹田」でするとか、むつかしいことは考えないで、「おへそ」でOKです。 まずは、「おへそ」でゆっくり大きな呼吸をやって、身と心の健康をゲットしましょう!。 |
・安保 徹先生のお話は、すごく楽しく感動の2時間でした。 9月 8月17日、新潟大学教授の安保先生が、二宮進先生主催の「夏期研究会」で講話をしてくださいました。 安保先生の著書はたくさんあり、私も何冊か読ませて頂きましたが、実際に目の前での東北弁は何とも新鮮で、2時間の講演が20分程に感じてしまうほどでした。 心に残った言葉は、 「子供の頃からウイルスや雑菌に接していないと、丈夫な大人になれない」 「骨粗鬆症の人は、病気ではなくそれなりの(骨が弱くても良い)生き方をしている」 「病気をするのは「その人の生きざま」によるものだが、その生きざまを指摘してくれる医者がいない」 「蚊に刺されて、赤くはれ上がるのはリンパ球の多い人」 他にも、ガン・高血圧・アトピー・ぜんそく・橋本病・不妊・ヘルペス等々にならない生き方や、お医者さんへの上手な接し方など、大変参考になりました。 また、先生はミトコンドリアの研究をされていて、「肉を食べるのなら、和牛のピンク色した霜降肉より、大草原で元気よく走りまっわてミトコンドリアがいっぱいの赤い肉の方がいいよ。砂肝は最高」など 楽しさと感動の2時間でした。 ![]() 安保先生のお話は、私が日頃、会員さんにお話している事も多く、今後の仕事の参考にさせて頂きたいと思うこともたくさんありました。ありがとうございました。 |
・風邪を引くと大きな病気になりにくい。 8月 この1~2年、テレビ番組の中で、お医者さんのアドバイスで「風邪を引いてもムリに熱を下げなくても良い」と言うのを見かけるようになってきました。 私たちの大先輩「野口晴哉先生」の『風邪の効用』という本は、半世紀以上も前に書かれていますが、 先生は、「大気汚染や食物汚染等で体内に溜まったものを、風邪を引いた機会を逃さず、全部出してしてしまいなさい」「風邪は上手に経過させてあげなさい」と言っています。 ![]() 具体的に言うと、毎日の生活で溜まった農薬・色々な重金属・防腐剤・着色料・化学調味料・保存料等を嘔吐・下痢・発汗・発熱等で出してしまって、体をリフレッシュしておけば、ガンのような大きな病気はしなくてすみますよ。と言っているのです。 先月だったか、テレビ番組の中で、ある年配のお医者さんが「インフルエンザは最高」と言っていました。 お医者さんになる人は、頭がいいし良く勉強されているので、その程度の事はご存じなのでしょう。 知ってはいるが、営業上、口に出して言えないし、なかなか実行できないのが現実ではないでしょうか。 ![]() 私は、会員さんに「風邪は万病の元」ではなく「風邪は万病を治すんですよ」とよく申し上げます。 そして、「風邪を引いたが薬を使わずに良くなった」と聞くと、「これで○才若返ったね」と一緒に喜んであげています。 ただ心配なのは、私がここ数年風邪を引けてない事です・・・。 |
・なぜ病気は減らないの? 7月 整体を受けに来られる方に、今飲んでいる薬を聞くと多いのは、コレステロールを減らす薬と血圧降下剤ですが、最近増えてるなと感じるのが、「安定剤(睡眠薬)」と「鎮痛剤」ですね。 夜眠れないので飲んでいるそうですが、「翌朝早く起きてやらなくてはならない事があるのですか」と聞くと、多くの人が「仕事はしていない(定年を含めて)」という答えが多く帰ってます。 そんな人には申し上げます。「眠れなければ朝まで起きていたら?睡眠不足で亡くなったなんて聞いたことがないし、人間本当に眠くなったら立ったままでも眠るものですよ」と。 体のあちこちが痛いらしく鎮痛剤を飲んでいる人には、痛みを寛解する整体操法を致しますが、前にも申し上げましたが、「痛みは生きている証拠、大切なセンサーでもありますよ」とお話します。 一方で、「うつ病」や「パニック障害」の方が整体を受けに来られていますが、その原因と、安定剤や鎮痛剤は無関係でないような気がしてなりません(脳の中をぼかし、ごまかす?)。 もしや認知症も・・・?。 近年の医学はすごく進歩しているようだけど、国の医療費やガンで亡くなる人が増えているのはなぜ? 「自然治癒力」を研究する、勇気ある医療関係者が出てくるのはいつの事か・・・。 今日も、副作用のない「整体」で、「自律神経」や「免疫力」を考えての1日が始まる。 |
・どうして病気をするの? 6月 二宮流整体では、病気になる原因の90%以上は「食べ過ぎ」「冷え」「ストレス」によると考えます。 「ストレス」については、「溜めないように!」とは言っても個々の問題による所が大きいですよね。 次に「食べ過ぎ」ですが、我々の整体では左の骨盤を締める事により「交感神経」を優位にし、食欲をある程度抑えられますが、最終的には個人の食に対する意思が大きく関係します。 厄介なのが「冷え」ですね。整体の立場から言うと「臍から下の病気」特に、泌尿器系(腎臓、膀胱)・婦人科系(不妊、子宮、卵巣)・腸(小腸、大腸)・一部の腰痛等は、冷えが大きく関係していると思います。 ![]() 特に女性は要注意。冷えて足の冷たい方が多いですね。 ではどうすれば冷えずにいられるか? 整体では必ず、夏も冬も「冷えの調整」をしますが、皆さんに出来ることは、病院に行ったり薬を飲む前に、まず ①「靴下を履く」お風呂と寝る時以外は裸足にならないように。靴下を履くだけで病院のお世話にならなくてすむのであれば安いものですよね。 ②「長風呂はしない」体温の36.5度以上の場所に長く体を置くと、36.5度を維持しようと体温を下げる反応を体の内部で起こします。 ③「塩分をしっかり摂る」減塩々々だったり、生野菜ばかり食べていてはダメ、冷えて元気がなくなります。 ④「歩く」下半身の筋力不足を起こさないように。そして女性は出来るだけペッタン靴を履いてアキレスケンを伸ばしましょう。 ⑤「腹式呼吸」を心がける。免疫や栄養吸収の中枢である小腸を刺激し、横隔膜を大きく動かすことで体全体が活性化し基礎代謝もUPします。 「頭寒足熱」足が温かければ頭はスッキリ!。 「体温が1度下がれば、免疫力が30%低下する」と言われていますので要注意ですよ!。 |
・最近、西洋医学を否定するお医者さんが増えているようだけど・・・。 5月 先日(4月某日)、湯布院で、帯津良一先生(医学博士、帯津三敬病院名誉院長、著書多数出版)の講演会があったので行ってきました。 講話の中で、ガンの近藤 誠先生や、自律神経の安保 徹先生の名前が出てきましたが、中でも野口晴哉先生の「風邪の効用」という言葉を聞いた時は、何とも親しさを感じました。 この先生は80歳が近いのに「ときめき」だとか「凛として生きる」など、考えが前向きだし、食への執着心もすごい人だなと思いました。 人間は誰でも最期は、「死亡診断書」をどこかの医者に書いてもらう訳ですが、書いて貰うならこんな先生がいいな、と感じさせる先生でしたね。 また、先月東京大学名誉教授で医学博士の、渥美和彦という先生の「医者の世話にならない行きかた」という本が出ています。 お医者さんもある程度年をとると、本当のことを言ってくれるかな?。 思うに、「今の医療は、薬等で症状を抑えている間に、患者が自然治癒力を出してくれるのを待つ、治癒力が出てこなければ、ずっと薬を飲み続けることになってしまう」ということでしょうね。 わが「二宮整体」の操法は、骨盤・背骨・その他を調整し、自律神経(交感神経・副交感神経)を整えることで、自己の治癒力を引出すことができるし、予防もできる、健康寿命を最大限に伸ばせる点では、現在の医療より一歩も二歩も先にいるように思えるし、誇りと自信のようなものを感じますね。 結局のところ、 一刻一秒を争う場合は現代医療で、それ以外は各人が持っている治癒力で改善するのが一番ですね! |
・「痛いのは生きてる証拠」って本当? 4月 私らの大先輩、野口晴哉先生がおっしゃったようですので間違いないと思います。 痛みの8割以上が「辛いからもうやめて」という体の悲鳴と「只今修理中」という、痛んだ筋肉や神経の修理にともなう痛みと思われます。運動会や山登りのような筋肉の痛みの場合、若い人は痛みが早く出て早く消える。しかし年を取ると2~3日後に痛みが出て5日間ぐらい痛い。回復力が鈍ってくるんですね。 痛みも、相手の話を良く聞いて、じっくり観察すれば、原因や調整方法も自然に分かってきます。 皆さんお困りなのは困るのは腰痛? ![]() この痛みは骨格ではなく筋肉の問題なので、2~3種類の筋肉を弾いて緩めると嘘のように改善する。這って来られた人がサッサと歩いて帰られる事が多い。整体師にとってうれしい瞬間ですね。 腰痛もいろいろありますが、結局は腰椎回りや仙腸関節周りの筋肉を正常に戻せば、殆どの腰痛は改善してきます、骨格も筋肉に支配されているんですね。 残念に思うのは、、痛み止めの注射や薬でその場その場をしのいで、何の問題の解消にもならない事をやっている人が多い事です。 それからもう1つ、痛みのある部位は、お風呂等で温めてはいけません。 |
・先月、この本が話題になっていたので、購入して読んでみてびっくり!。 3月 うちの会員さんに、この十年以上ずーと言ってきた事がズバッと書いてあった。 ![]() 製薬会社の力と金で、政界・医学界・大学・マスコミ等から、なかなか本当のことが伝わってこない今の世の中だが、何とも心地のいい1冊だ(NHKぐらいもっと頑張ってほしい)。 この近藤 誠先生に、これから多くのお医者さんが続けば、日本人の「健康寿命」はもっと伸びると思うのだが・・・・・。 ただ、気になるのは(いらん世話かも)、今後、この先生、作家としてやっていけばよいが、これだけ現代医学のことをズバッと切ると、医者としての将来は?と心配にはなる。 |