・空腹のご利益                      12月
皆さん、風邪を引いた時に食欲がなくても「栄養のあるものを腹一杯食べて寝ていなさい」と言っていませんか?
私たちの整体では「食べずに寝ていなさい」と言います。
風邪や病気の時は、「食欲不振」と「発熱」が妙薬と考えますので、食べずに、すべてを休めることが大切だと考えます。
消化器も、食べ過ぎや飲み過ぎで限界かもしれません。
最近は医学界でも、空腹状態になると、若返り(長生き)ホルモンの「サーチュイン遺伝子」が発動し、さらに、血管を掃除してくれるホルモンの「アディポネクチン」分泌され、脳内細胞の分裂を増殖してくれるホルモンの「グレリン」も分泌されると言っています。
現代の日本人は、好きなものを、いつでも腹一杯食べられるけど、人類は、昔から空腹や飢餓の時代の方が長かったので、生き残る為の機能として体に備わったのかも知れませんね。
断食する人も、このへんを狙っているのかな?
風邪で思い出したけど、「風邪は万病の元」ではなく「風邪は万病を治す絶好のチャンス」ですよ・・・。では、よいお年をお迎えください。
・ 「冷え」は健康の大敵                   11月
二宮整体では、病気になる原因には「ストレス」「食べ過ぎ」もあるが、最大の敵は「冷え」と考えます。
体温が1度下がると、免疫力が30%落ち、ガンにもなりやすく肥満の原因にもなります。 
もちろん新型コロナにも狙われるでしょう。
意外な落とし穴として、食べ物では、夏の野菜(特に生で食べる)、コーヒーなど南国の作物、長時間の入浴(サウナは論外)と考えます。
生野菜は体を冷やすし、入浴で冷えるのは体温を40°以上にさせない為の体の反応なんですね。
ネットで調べると、体を温める「陽性」と「陰性」の食べ物が分かりますよ。それと、適度な運動や深呼吸(腹式)をするだけでも、やるとやらないでは、1年間で大きな差になると思いませんか?
現代人は、ストレスも関係するようですが、冷えている人が多い。ガンが減らないわけですね。
整体では、あるべきバランス(整体)にすることを目的としていますが、「冷え」を取る操法を最優先に行います。
 ・脳内ホルモン                       10月
脳内物質は100種類ほどあると言われていますが、その中で健康に欠かせないのが、「脳内ホルモン」だと思います。
私は、その脳内ホルモンの中でも、特に、心と体に必要なものが、
「セロトニン」と「オキシトシン」で、幸せホルモンと呼ばれるものですが、最近良く耳にしませんか?
まず、セロトニンという脳内ホルモンは、現代人に関係の深いストレス解消と良質の睡眠に大きく関係すると考えられています。
ではどうすれば、セロトニンを多く得られるかと言えば、「腹式呼吸」。お腹で呼吸することで7割が得られると考えられます。
ゆっくり、1~3で鼻から息を吸い、4で止め、5~10で鼻や口から息を吐いてお腹をカラッポにするだけ。 やってみましょう。
オキシトシンは、皮膚に触れることで得られるもので、セロトニンと同じくストレスを解消し、幸福感に関係が深いと言われています。
その点でも、二宮整体の「輸気」こそが、オキシトシンを最大限に引き出すのに最も優れた操法だと考えます。
欧米人は、昔から「ハグ」とオキシトシンの関連を知っていたのでしょうか?
 ・後ろ頭(後頭骨)は低い方が異常              9月
皆さんは、自分の後ろ頭の底辺部分を触ったことがありますか?
いわゆる骸骨の底辺の部分で、ここに両手の親指を当て、右と左のどちらが低いかを観察します。
頭痛がしたり、ふらふらしたり、イライラする時には、ここに変化が現れています。 そうです、下がっている方が悪いんです。
頭痛がする時には、必ずと言っていいほど左右どちらかが下がっていますし、ふらふらする時は左側、イライラしたりカッカカッカしている時は右側が下がっています。
整体ではそこに親指を当て、じっと輸気して上に上げます。
そうして、後頭骨の下がりが改善されると、症状も改善されます。
それと、頭蓋骨はピンポン玉のようにツルツルしていません。
凹凸があり、疲れてくると凸の部分が増え、頭全体が大きくなります。そこで、指先でゴシゴシしてあげると凸が取れ、血流が良くなり頭も小さく(小顔)なってすっきりします。
また、耳たぶを引っ張っても、頭の血流が良くなりますよ・・・。
是非やってみてください。
・ 「気」について                          8月
世の中には、形はないけど大切なものってありますよね。
その中でも、「気」に関した言葉がやたら多いと思いませんか?
元気・やる気・気持ち・気力・景気・気品・嫌気・浮気・弱気など、おそらく100以上あるのでは?
この気の持ち方しだいで、健康が左右されるとしたら、健康寿命や人生にも大きく関係しそうですよね。
ストレスやプレッシャーに毎日接している現代人は大変だよね。
だったら、気の持ち方次第で良い方向に変えられるかもよ・・・。
整体も同じようなもので、力ずくでゴリゴリ・バリバリ変えたものは、すぐに元に戻るか翌日に痛みとして残ってしまいます。
私たちは、目には見えませんが、大気中や生物すべてに宿る「気」というものを使い「輸気」という方法で体を変えます。              
「力づくで治す」より「輸気して寛解させる」これが私の目指す整体だと考えます。
・ 血液とリンパ液が健康を守る!                  7月
健康な人と、病気ばかりする人の差は一体何でしょう?
人間が健康でいられるのは「血液」と「リンパ液」の働きの影響が非常に大きいと思っています。
血液は心臓から動脈を通り、栄養や酸素(深い呼吸)を末端まで運び、静脈を通って心臓に帰るのに1分足らずと言われています。
そして、心臓へ帰る血液の一部(血清)がリンパ管を通り、がん細胞・ウイルス・雑菌等の悪党達を無数にあるリンパ節で処分し、半日ほどかけて心臓へ帰って来るようです。
素晴らしいですよね! まさに警察や自衛隊ですよ。これが白血球を含んだリンパ液。もちろんリンパ球も含まれてます。
私がいつも言っていることも、次の通り説明できます。
冷  え・・・体温を逃がさないよう血管が収縮し血流が滞る。
ストレス・・・交感神経が優位になり血管を収縮させる。
食べ過ぎ・・・血液の多くが消化器系に多く長く集中してしまう。
偏り疲労・・・血液、リンパ液とも流れが滞る(むくみ等)。
整体の操法は、これらの改善にも大きく関係しています。
それと「生活習慣が、いかに大切か!」という事ですよね・・・。
 ・免疫をつけるのが一番                        6月
世の中、新型コロナウィルスへの第2波、第3波に戦々恐々としていますよね。これから私達はどうすればよいのでしょう?
先月、先々月では、それについて「ひとりごと」を言いましたが、胸腺・脾臓・小腸等が正常に働いて、免疫力を高める事が最高の予防法だと思います。
これまで何度も何度も耳にタコが出来るほど言ってきましたが、①体を冷やさない ②ストレス(精神的な)を溜めない ③食べ過ぎない ④偏った疲労を残さない。これに尽きると思います。 もう覚えたことでしょう!
そうすることで、快眠・快便・快尿・快食・快汗が得られるようになります。
それらを日頃から実践できている人は、もしかしたら知らない間に様々なウイルスに対する「抗体」を既に作って持っているかも・・。
すべての病気に①~④が関係していると考えていますので、ぜひ皆さんの毎日の生活をもう一度じっくり見直してみては如何でしょう。
問題点に気づき、改善することで自律神経が整い、免疫力がUPし「整体」に近づくでしょう。
 ・新型コロナウィルス対策 Ⅱ                    5月
先月に続き、新型コロナウィルス対策についてお話します。
ある大手企業の研究プロジェクトでは、「インフルエンザウイルスに紅茶を注ぐと、10秒で100%消滅してしまう」と言っています。ただしミルクティーは効果がないとのこと。
紅茶のポリフェノールが、ウィルスの「スパイク」に付着して、悪さが出来なくなるそうです。 歯周病にも効果があるとか・・・。
新型コロナウィルスも同じくウィルスだから、きっと効果があると思うのですが如何でしょうか?
また、「梅干し」にも似たような効能があるようです。
梅干しのクエン酸が持つ効能はご存じでしょうが、「梅ポリフェノール」という成分が、インフルエンザウイルスの増殖や感染力を弱める力があるようです。そして、免疫力がUPし抗酸化作用もあるようで素晴らしい食品だと思います。
新型コロナウィルスに効く薬がなかなか開発されませんが、身近にあるこの2つを使わない手はないですよね。
明日からの朝食に、紅茶とパンorおかゆに梅干し、是非試してみてください。
 ・新型コロナウィルス対策は!                    4月
今、世界中を騒がしているウィルスへの対策は大丈夫?
まだ、撃退する薬は開発されてないようですね。
もし開発されたとしても、ワクチンのようなものだと、免疫は出来ず一度回復しても再発してしまうのではないか心配です。
それより、しっかりした「免疫力」を持って、ウィルスに打ち勝って、このウィルスの免疫をGETする方が良いのでは。
それには、我々が元々持っている、次の①~③の臓器を「輸気」して、働きをUPさせ、強い「免疫力」を備えることですね。
① 胸腺・・・心臓の上に鎮座し、ガンやウイルスに対抗するT細胞の学校(再教育)で、リンパ球やマクロファージにも関係しています。        
②脾臓・・・胃の左側にあり、血液の成分をコントロールしたり、肺炎やインフルエンザなどの感染を防御してくれます。

③ 小腸・・・免疫の半分以上に関係している大事な臓器です。
 ・「冷え」を改善するには?                        3月
病気になる原因に、必ずと言っていいほど「冷え」が関係していると考えますが、皆さんはどう思われますか?
我々の整体では、靴下を履かずに体を冷やすと、まず最初に泌尿器系(膀胱・腎臓・喉・が1パック)に影響が出てくると考えます。
以前、NHKで、「腎臓は内臓のキャプテン的な存在である」と言っていましたが、私も同意見です。
では、整体ではどのようにして冷えを解消し、泌尿器系を守るかと言えば、まず、足の中指と薬指とその間を輸気します。次に10番目の胸椎(腎臓に関係)を調整し、筋肉の部位では、ふくらはぎ・三陰交という部分が有効ですね。
生活習慣としては、適度な運動(早歩きとゆっくり歩きを繰り返すような有酸素運動)、
深呼吸(マイナスイオンが多い午前中の腹式呼吸)、もちろん靴下は必需品。
有酸素運動と腹式呼吸は、細胞の中の「ミトコンドリア」を増やし、体温を上げ免疫力をUPさせることが可能になります。
 ・風邪は経過させるもの                         2月
2月になり、風邪やインフルエンザのピークを過ぎたように思われますが、どっこい、四季を通して一年中風邪は引きますよね。
伝説の大先輩、野口先生が昔、「風邪の効用」という本を書かれていますが、現代にも通じる素晴らしい考えの書籍だと思います。
内容は、「風邪は治すものではなく上手に経過させるのが大切。体の交通整理のようなもので、持病を改善させる良いチャンスである」
また、「風邪はうつるものではなく、引くべき体の状態の人が引く」
「引けば儲けもの」「クシャミは1回毎に体の偏り疲労を改善させる」
風邪を引ことで体に弾力を取り戻し、血管の弾力も戻り、体が若返って健康になるとの考え方です。
風邪薬や解熱剤を使うと、体の中が不完全燃焼になり、結果として、ガンや脳溢血など病気の原因を残してしまう。 風邪を引いたら、熱を出し・下痢をし・汗をかき、悪いものをすべて外に出してしまうのが良いようです。
そう言えば、最近風邪で病院に行くと「解熱剤は出しますか、どうしましょうか」と聞いて来るようになっていません?・・・。
・腸の異常の原因は?                          1月
明けましておめでとうございます。
人間の細胞の数は約60兆個、腸内細菌はなんと約100兆個いて、善玉菌(1割)、悪玉菌(2割)、
日和見菌(7割)で、意外にも、盲腸(虫垂)がそれらのバランスをとっていると言われています。
腸の病気で厄介なのが、潰瘍性大腸炎・大腸がん・クローン病ですが、
大腸がんは死亡原因のトップに位置していますよね
その原因は様々でしょうが、特に「生活習慣病の乱れ、ストレス、クローン病にいたっては、マクロファージの機能異常」だそうです。
我々の整体では、確かにそれらの原因もあるとは思いますが、一番の原因は
「冷え」だと考えます。
前にも言いましたが、「がん」が好む、三つの内の一つが「低温」でしたよね。 一年中、足を冷やしている人要注意です・・・!
また、足が冷えると、泌尿器や喉の異常にも関係します。
靴下を履くだけで防げる病気は、まだまだ沢山あります。
また、食べたものを原料にして、また適度の運動をすることで「熱」を作る事は免疫力を高めまめますが、お風呂での「長湯」は逆効果ですのでご用心。